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自宅での介護に役立つ 床ずれ防止(じょくそう予防) 講座

 じょくそう(褥瘡)とは? ・・・ 一般に床ずれという。
  持続した圧迫また摩擦などにより皮膚組織内にずれを受けることによってその部位の皮膚組織が
     血流障害を起こし栄養失調となり、その結果として発赤、水症びらんなど の皮膚と 結合組織の損傷、
     壊死潰瘍などを生じるもの。

    人間の身体は長時間同じ姿勢でいると、局部的に大きな力が集中し開放されない状態が続いてしまいます。

 要因は 2つ


  体重の集中(圧力)
   骨の突出した部位では局所へ圧力が集中しやすく、褥瘡発生危険度が高くなります。
 圧力など物理的力の継続(時間的継続性)
   局所への圧力の集中が長時間続くと、回復できない皮膚の損傷が発生します。

 褥瘡の原因は?

 ■ 全身の栄養失調(低タンパク血症、体力低下、偏った食事、ビタミン不足、貧血等)
 ■
皮膚の圧迫(持続した同一部位の圧迫)
 ■
介護不備( 摩擦、湿洵、ずれ、不潔など)
 ■
無気力となる環境(起こしたりして精神的な刺激を与えてください)

 褥瘡の出来やすいところは?

  ■ 仙骨部(おしりの中心部)
  ■
踵骨部(かかと)
  ■
大転子部 (おしりの横側)
  ■
腸骨稜部(おしりの両脇)
  ■
下肢部
  ■
その他:骨突起部 、膝の裏、耳介部、側頭部、
      足関節部、鎖骨部、側胸部、くるぶし

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じょくそうを予防するには

 持続的な圧迫を取除く(2時間以内の体位変換)、血液の循環を良くする

  ■ 寝たきりにさせない。
  ■ 下着やシーツ、バスタオル類はしわにならない様にする。
  体位変換時タッピング行うベッド上で自動、他動運動を行う。
 体位変換時は体を引張ったり、ずらしたりしない。 

 清潔を保つ、健康管理

  ■ 入浴、シャワー浴、足浴などして、皮膚を清潔・乾燥を保つ
  ■
清拭(沐浴剤の活用)、乾拭等や全身をこまめに拭く
  ■
オムツは失禁したらすぐ交換する。処置は清潔に行う。
  ■
日光浴、マッサージ
 
基礎疾患の管理 ⇒ 肥満、るい疫の有無、脱水、浮腫
  ■
風邪や発熱等の感染症に羅患しない様、日頃の健康管理を行う

 皮膚のムレを防ぐ

  ■ 吸湿性の良い衣類、室温・湿度のコントロール
  ■
集尿型パッド、ムレないオムツカバー、失禁シーツなどを使用。
  ■
防水シーツの最小限の使用 

 栄養状態の改善

  ■ 食べやすい食事、食事が楽しくできるよう工夫、栄養補給食品
  ■
摂取状況の確認、摂取量のチェック
  ■
バランスの良い効率的な食生活をする。
  ■
高栄養食補助飲料などにより不足を補う  おやつや補食に乳製品や果物等を積極的に取り入れる。
  ■
必要な栄養素を含んだバランスのよい食事を提供 高タンパク、高ビタミンを含む食品を多くする。
  ■
食事介助時、食べやすい方法、介助、調理、食器の工夫をする。
  ■
食欲が出る様に気力を高める生活スケジュールを作る。
  ■
食事量が減ったと感じたら、自ら食べる意欲をもたせる環境づくり 
  貧血、血糖異常 低タンパク血症などの有無の確認

 適切な福祉用具の利用(除圧 ・補助具(体圧を分散させる)を用いる)

  ■ 体位交換、エアマット、ウレタンマット、ムートン等で限局減圧効果を図る。
 ■
自動体位変換器を使用する
 ■ エアマット:空気袋を通して体圧を分散する
 ■
ムートン:天然毛皮で弾力が有り吸湿性が高い
 ■
シープスキン:天然毛皮で弾力が有り吸湿性が高い
 ■
ウレタンフォームマット:表面がクレーター状で体圧を分散する、通気性が高い
 ■
ビーズマット:ビーズが体動によって移動することで体圧分散する
 ■
ウォーターマット:マット内に適度に保温された水が入っている

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じょくそう予防の福祉用具

 マットレスの素材による分類 
   
(特にギャッチベッド上で使用する場合は、専門家に対応できる商品を選んでもらいましょう)

  ■ 床ずれ予防マットレス (ウレタンフォームマットなど)
     褥瘡予防用として、体圧分散機能がある柔らかめで、お勧
     め です。内部の詰め物を山型にして通気性を良くしてあり
     ます。

  ■ ウオ−タ−マットレス
    体重を効率良く分散するので、床ずれ予防にも効果があり
      ま す。ヒ−タ−付きですから、冬も暖かく、本体が3分割の
     バッグ 搭載などでは、背上げ時も無理なく使用できます。

 体位変換器   (特にギャッチベッド上で使用する)



体位変換の様子(約1時間で1周期)

  ■  体位変換やオムツ交換の際の介助の利便性を高める
       為に使用するもの
  ■  滑りのよい布素材で作られ、体の下に敷いて体の位置
       を移動させたり 姿勢を変えるのに使うスライディング
       マットもあります
  ■  三角柱や円柱などクッションの他、マットレス上に敷いて
       ポンプで空気を送り 込み、自動的に体位を変換する
      ものなどがあります

圧力切替型(セル型エアマット)の場合ご使用者の体重に合わせ内圧を管理したエアセルが膨張収縮を繰り返し、 圧力のかかる場所を移動させ、一時的に身体を浮かせることにより圧力を解放します

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